ライムライト(IPL、光治療)の特徴

薄いシミから濃いシミや、そばかす、くすみなど幅広いトラブルに対処するスキンケア治療です。

ライムライト(IPL、光治療)

ライムライトはしみ、そばかす、くすみなど幅広いトラブルに対処するスキンケア治療です。キュテラ社のライムライトは日本人向けに開発され、日本人に多い「日光性色素斑(いわゆるシミ)」や「そばかす」などの治療に効果が期待できます。レーザーほどエネルギーが強くないため、痛みが少なくダウンタイムがほとんど無い状態でマイルドに肌を改善します。

こんな悩みはありませんか?

  • しみ、そばかすを無くしたい
  • 赤み・血管拡張が気になる
  • ニキビやニキビ跡の赤みを改善したい
  • くすみを無くし、お肌のトーンをアップさせたい
  • 毛穴の開き、毛穴の黒ずみをなんとかしたい
  • 肌のハリ・弾力を改善したい
  • 顔の赤み、赤ら顔を治したい
  • 肌のキメを整えて化粧のりを良くしたい

ライムライト(IPL、光治療)のポイント

初めての方からベテランまで美容皮膚科のもっともスタンダードな治療です。

IPLは「インテンス・パルス・ライト」と呼ばれるフラッシュランプを用いた光のことです。
最初に治療が開始されたのは1994年のことですから実に20年以上にわたって世界中で治療が行われています。

レーザーはシミに対してより専門的に強力なエネルギーを出しますが、IPLはしみ、そばかす、くすみなど幅広いトラブルに対応し、エネルギーがマイルドなためトラブルになりづらいのも特徴的です。

初めて美容皮膚科の来られる方から、ある程度治療が終わった方の定期メンテナンスまであらゆる方に対応できる機器です。

IPL(ライムライト)とレーザーの違い

トーニングIPLピーリングビタミンCイオン導入トラネキサム酸イオン導入QスイッチレーザーCO2レーザーレチノイン酸ハイドロキノン
肝斑××
老人性色素班
そばかす
炎症後色素沈着×
アザ(母斑)×××××
ほくろ××××××××
いぼ××××××××

専門用語では、レーザーは「可干渉、単一波長、直進性」で、IPLは「非可干渉、多波長、散乱性」の違いがあります。
分かりやすく言うと、「そのシミ専門に使う道具」がレーザーで、「幅広く複数の肌のくすみを同時に改善する」のがIPLです。
専門の道具はとても効果的ですが専門以外のものにはあまり効きません。いろんなことに効く便利な道具は同時に解決することができますが、ひとつひとつの効果は劣ります。

ライムライトをお薦めする理由

ライムライトをお薦めする理由

IPL治療に使われる機器は多くの種類があります。
フォトフェイシャルの名称で知られるルミナス社のものが有名で、他にもM22、サイトンBBL、フォトシルクなどさまざまな機種があります。

これらは波長、パルス時間、冷却装置などが大きく異なり単純に比較することは出来ません。また、性能の違いもほとんどありません。
キュテラ社のライムライトは日本人向けに開発され、改良が重ねられた機種です。効果の最大化、安全性の最適化の2つの面で当院ではこの機種を選んでいます。

ライムライト(IPL)の効果のイメージ

ライムライトの効果のイメージ
  • 光が皮膚の下まで透過してしみ、くすみ、しみ予備軍などに届きます。
  • 色素にダメージを与えます。
  • 2~3日で表面に浮き上がり、かさぶたとともにはがれます。

ライムライト(IPL、光治療)で期待できる効果

しみ、そばかす、くすみ改善

濃いしみ
薄いしみ
そばかす(雀卵斑)
くすみ、黒ずみ

赤み、ニキビ跡改善

毛細血管拡張症
赤み、赤ら顔
ニキビ痕の赤み

肌質の改善

毛穴の粗さ
浅いしわ
弾力の低下
ハリ
化粧のり

しみ治療の関連施術

ライムライト(IPL、光治療)のリスク・副作用

やけど
多くの場合、クリニック側の設定ミスによるものです。IPLは強ければ効果が高いとは限りませんが、それを勘違いした場合に起こります。
まれに肌が過敏な方もいらっしゃいますが適切に処置すればすぐに安定するでしょう。

色素沈着
一般的にはあまり気にする必要はありませんが、やけどを起こした場合や、術後に紫外線ケアを怠った場合に起こる可能性があります。
しっかりケアしていても夏場に発生することも多い症状です。様子をみながらそのつど出力をコントロールして注意して治療を行えば改善します。

効果がない
IPLは万人向けの良い治療で改善が全く無いということはまれですが、設定方法を肌質によって変えることが大切です。
また、薬剤や別の機器を併用することで一気に効果が加速することもあり、その方の肌質を見極めた治療計画が大切でしょう。

悪化・増殖
誤診によるものがほとんどです。
シミの種類は数十種類もあり、中には治療が厄介な肝斑やADMとの複合的なシミがふくまれています。
効果を急がず注意して進めることで回避できるリスクです。

当院の治療方針

院内テストをクリアしたものしか取り扱っておりません
医師、スタッフともに入念なテストを繰り返しています。
当院はドクターへの注入指導医、監修医のクリニックです
院内研修を実施し、微細な調整ができるよう訓練を積んでいます。
すぐ効果を、でも長持ち、できれば痛みを少なく
一人一人のご要望を大切にして治療に取り組みます。

ライムライト(IPL、光治療)の施術詳細

治療の回数と間隔

  • 症状や反応にもよりますが、基本的には2〜4週間隔で5回以上の治療を繰り返し受けることをおすすめします。
  • しみの改善効果は早い段階からはっきりしますが、肌の質感の改善や赤みの改善には複数回の治療が必要なことが多くあります。
  • 症状の改善が得られたあとは、メンテナンスのために1.5ヶ月を目安に治療を続けることをおすすめします。
  • フォトブライト治療は他の治療と併用して行えます。

施術後の注意事項

  • 直後にほてり感が数時間続く場合があります。クーリングをすると早く落ち着きます。
  • しみ、そばかすの部分はマイクロクラストという薄く細かいカサブタができることがあります。
  • 普段よりも濃く見えるのでメイクに工夫をすることをおすすめします。
  • マイクロクラストは通常は1週間以内に自然にはがれます。
  • こすったりせずにそっとしておいてください。
  • 血管拡張や赤みは、すぐに効果がわかる場合と数日かけてわかる場合があります。
  • 日焼けは、しみの再発や新たなしみの原因になりますので避けて下さい。
  • 外出時だけではなく屋内でも窓際にいる際には日焼けに注意してください
  • 日焼けをしたあとは安全な治療のために最低2週間はあけて治療を受けることをおすすめします。(状態によっては治療ができない場合があります)
  • 産毛の濃い部位ではまれに毛穴にそって湿疹が出来る場合があります。
  • 大事なご予定がある場合は万一に備え、2週間以上前に治療を受けることをおすすめします。

ライムライト(IPL、光治療)の施術の流れ

  • STEP1医師との診察(ライムライトがご自身の肌に効果的であるか診察します)
  • STEP2メイクを落とします。
  • STEP3まぶしさを防止するためのゴーグルをかけ、光の浸透を良くするジェルを塗ります。
  • STEP4肌の状態に合わせた設定で照射をします。
  • STEP5ジェルを拭い、クーリングをします。
  • STEP6すぐにメイクをして帰宅できます。

ライムライト(IPL、光治療)のQ&A

ライムライトの照射時間はどれくらいですか?
お顔全体で15分〜30分くらいです
ライムライトの施術後に注意することはありますか?
施術直後からメイクも可能です。シャワーは当日から可能ですが、湯船につかる入浴やサウナ・温泉・岩盤浴などは施術当日はお避けください。また、洗顔時は泡で優しく洗うよう心掛けてください。治療期間中は日焼け止めを塗って、紫外線対策を十分に行って下さい。
ライムライトの治療後にしみが濃くなるなど副作用はありますか?
シミやそばかすの種類や肌質によっては、マイクロクラストという薄く細かいカサブタができることがあります。この時期もメイクは可能ですが、普段よりもシミやそばかすが濃く見えるため、気になる場合はメイクでカバーすることをおすすめします。マイクロクラストは通常は1週間以内に自然にはがれますので、強くこすったりしないよう注意してお過ごしください。
ライムライトが受けられない人はいますか?
妊婦の方、授乳中の方、日光過敏症の方、痙攣発作の既往がある方、ケロイド体質や傷の治りが悪い方、金の糸を入れていたり、金が含まれている薬剤を内服している方などは治療ができない場合がございます。
ライムライトで効果を得るにはどのくらいの回数が必要ですか?
ほとんどの場合、1回目から徐々に改善されていきますが、繰り返し行うことによって効果が現れていきます。基本的に2〜4週間隔で5回以上受けることをおすすめします。気になる症状や肌質によって必要な回数や間隔は異なります。
ライムライトで消えないシミはありますか?
いわゆる「シミ」と呼ばれている疾患には幅広く効果がありますが、老人性色素斑などの濃いシミにはシミ取りレーザーが適しています。炎症後色素沈着にはレーザートーニングが適しています。ライムライトが効かない別の皮膚疾患の可能性がありますので、医師の診断が必要です。
ライムライトの美肌効果は持続しますか?しみは再発しますか?
気になる症状が改善した後は、綺麗になったお肌を維持するために1.5ヶ月間隔程度を目安に治療を継続されることをおすすめします。ライムライトによって悪化することはほとんどありませんが、間隔を空けすぎると自然に進む老化現象によりシミが再発することがあります。
ライムライトと併せて行うとよいおすすめの治療はありますか?
VC導入またはTA導入などイオン導入はライムライトととても相性が良く、鎮静効果もあるため必須と言えます。全体的な美肌にはジェネシス併用など、くすみや黒ずみにはレーザートーニング併用など、多くの治療と併せやすく効果を加速できる事がメリットです。
肝斑(かんぱん)でもライムライトは使えますか?
ライムライトの設定を調整して使うことはできますが、肝斑にはレーザートーニングが向いています。TA導入と併用することをおすすめします。
Cases

ライムライト+TAイオン導入

ライムライト+TAイオン導入 施術前
施術前
ライムライト+TAイオン導入 10回治療後
10回治療後

大岡山院 30代女性
顔全体のシミそばかすにお悩みで、30代をすぎて濃く数も増えてきた患者さんです。
レーザー・IPLの治療は初めてとのことです。
ライムライト初回照射時は刺激を強く感じられたようですが、回数重ねるごとに軽減傾向。
くすみ感がなくなり、スキントーンもあがりシミが全体的に薄くなっています。

※効果には個人差があります
費用等に関する事項:肌質、症状の程度、疾患の種類によって必要な回数や設定が異なるため、当写真と同様の仕上りを目指して治療をする場合、費用も個人差が発生します。
治療等の主なリスク・副作用:直後にほてり感が数時間続く場合があり、シミそばかすの部分はマイクロクラストという薄いかさぶたができることがあります。マイクロクラストは良い反応の1つですが、必ず出るわけではなく、シミの種類によって反応が異なります。